STAP細胞 小保方さん、再現実験に成功に寄せて 

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今朝の産経新聞およびWebでSTAP細胞の小保方さんが再現実験に成功したニュースが発表された。

http://sankei.jp.msn.com/science/news/140306/scn14030609000001-n1.htm

世界を駆け巡ったSTAP細胞のニュースは発表当時、そのニュース性の大きさに驚いたものだ。

しかしその後、世界の研究者たちがSTAP細胞の再現に成功していないことが報じられていた。
加えて発表した論文に使用した写真の疑惑や論文の一部内容が他の論文と酷似しているなど騒がすニュースに心を痛めていた一人であった。
そんな中の今日のニュースは、「小保方さんやった!」思わず声をあげたくなるほどうれしかった。

STAP細胞はiPS細胞に比べて作り方が簡単だと報じられた。誰でもできるような報道のされ方もあった。
世界の常識を覆すような発明が、あたかも偶然発見されたかのような報道のされ方に疑問を抱いてきた。
今日のニュースを見る限り、相当のノウハウを伴うことであることを提示しているように思う。

小保方さんのチームは作成のプロセスを公表し、世界の研究者が再現実験に成功できるように手助けするという。
新しいことは波紋が広がるように伝搬していく。
途中の障害は波紋の回折のごとく新しい干渉を生み出し広がっていく。
研究も開発も素直な気持ちで真実を見つけていくことが重要であると考える。
改めてSTAP細胞の解があることがわかった。

世界中の研究者が開発競争をスタートさせることになると思うとワクワクする。
そんなニュースであると思った。