久しぶりに浜松へ

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久しぶり、一年ぶりかな?浜松へやってきた。静岡大学関連で会議があり母校を訪ねた。

母校は今、建設ラッシュ。古くなった建屋の建て替えや新研究所の建築などにぎやかである。

しかし今日は3月初めの土曜日で学生の人影も少ないが、たくさんのタクシーが校内を行き来している。

大学受験も終わり合格者とその家族が大学の見学や宿舎を探してきているのかもしれない。この時期の風物詩でもある。

母校へ来て学生や先生方と話をするのは、刺激があっていい。いつになっても新しい気付きがある。

刺激や気付きは、発信者側の行為ではなく受信者側の感受性に負うところが大きいと考えている。

新しいことを受け入れる心というか気持ちが大切である。

胸襟を開くという言葉がある。発信者側が心中を隠すところなく打ち明けるのがその意味するところである。

それと同じように受信者が何でも受け入れるような素直な態度でいることが大事だと思っている。

同時に感度のいいアンテナを持っていることも重要である。感度のいいとは興味が強いと言っていいかもしれない。

目的の会議が早く済んだ。旧友と会う時間までには2時間以上もある。

そこで浜松駅まで歩きながら町並みを散策することにした。

明日の合唱コンサートの楽曲を口ずさみながらぶらぶらと歩く。

浜松は坂の多い町である。車の数は多いが歩いている人はほとんどいない。

しばらく行くと浜松城への案内看板があった。浜松城へ来たのはいつのことだったのか記憶にしっかりとは残っていない。遠い昔に来たような気がするが覚えていない。

浜松城は徳川家康の居城である。天守閣に上ると三方ヶ原古戦場の表示あり、一望できる。

大学から歩いてくる途中に犀ヶ崖の地名があった。

合戦の夜、三方ヶ原台地の南端にある犀ヶ崖では夜営していた武田軍を奇襲し、崖に白い布を架けて橋と見せかけ、地理に不案内な武田軍は次々と崖下に転落したと伝えられ、今も「布橋」の地名が残っているとWebで紹介されている。

浜松城天主門などの整備が進み、完成すれば市民の憩いの場となるのだろう。

今までは浜松を訪ね静岡大学の母校による機会が何度あっても浜松城に立ち寄ることもしなかった。

受信者側の心の余裕が大事であることをまた一つ学んだ。

浜松城