STAP細胞をめぐる動きに懸念 | ものづくりを支援するオフィス游

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STAP細胞をめぐる動きに懸念

STAP細胞発見のニュースの後、投稿した論文に不具合が見つかったことで世間が騒がしい。
理化学研究所は、論文の内容に捏造と改竄があったとして、調査結果を発表し、論文の取り消しを示唆している。


これに対し、研究リーダーの小保方晴子さんは、悪意の不正はなかった。
指摘される前に論文の間違いには気付いており、修正画像を含めすでに英国のネイチャー誌と理化学研究所に提出している。
しかし今回の調査結果には反映されていないと反論しているという。
STAP細胞の発見にも自信を持っていると報じられている。
結果、小保方晴子さんは、弁護士を介し理化学研究所に不服申し立てをおこなうという。


不服申し立ての期限は、明後日の4月9日で、まだ実行されたニュースはない。


一連の騒動を聞いて、不思議でならないことがある。
論文の共著者が14人もいるのに、リーダーの小保方晴子さんのみに悪意の不正があったと言及されている点である。
他の人は、他の人たちが担当した論文内容は正しいものと信用して自分の責任を全うするから、論文の全容を知らなくても当然のような論議に聞こえる。
だから今回論文の不正を知って、はじめて論文を取り下げたいと申し出た人もいたということらしい。


これはおかしいと思う。
生物細胞学の歴史を根底から覆すかもしれない世界的な大発見である論文の内容を知らなかったというのだろうか。
少しも論文の内容を疑うことはなかったのだろうか。
出来上がったSTAP細胞を一度も見ていないのだろうか。
見たけれども違ったものを見せられたということなのだろうか。
共著者がなぜ今になって悪意の不正があったことに同調するのだろうか。
日本人の共著者から反論が一切出てこないのはなぜなのだろうか。
反論している共著者の一人が米国ハーバード大学のチャールズ・バカンティ教授だけというのはどうしても納得できない。


今回の理化学研究所の調査委員会の報告を小保方晴子さんが反論せずに受け入れたときには、STAP細胞の論文に大きな汚点がつくだけではなく、優秀な研究者が今後の研究生命を断たれるぐらいの大問題である。


30歳の若い研究者が大組織を向こうに回し、一人で立ち向かのは容易なことではない。
弁護士のサポートは重要であるが、新聞やテレビをはじめとするメディアは、興味本意では捉えないでほしいと願う。
そして真相が究明されることを期待したい。

   

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