ぜんざい作り

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お正月のお餅が残っている。

「ぜんざいが食べたいなぁ」。

唐突だが、その思いが突然起こった。

「確か、小豆があったはずだ」と乾物庫を捜す。底の方から、大納言が出てきた。やはりあった。しかし賞味期限は、07年で切れている。

家内が生前に買ったものらしい。ぜんざいが好きな私のために買ってくれたものであろう。

豆は、命をつなぐものであり、保存が利くはずだ。家内が準備してくれたものであれば、なおのこと使わなければとの思いで、ぜんざいにチャレンジする。

何しろ初めての挑戦である。レシピを参考に、小豆を煮ることから始める。

弱火でじっくりと時間をかけて煮ていく。途中、アクを取り、豆が踊らないか、水面に顔を出さないか、鍋の蓋を何度も開け注意しながら、煮ていく。

レシピでは1時間から2時間ぐらいで煮上がる予定が、2時間半もかかった。

煮始めには小豆の良いにおいがしたが、途中から小豆のにおいが薄れてきた。

豆が古いからかと不安がよぎる。

煮上がった小豆にたっぷりのお砂糖とお塩少々を加える。しばらく煮込むと良い色になってきた。ぜんざいの香りもする。味見をする。

はじめてにしては、砂糖屋の門を走ることもなく、満足する。

後はお餅をいれるだけ。しかし時間が予定時間を大幅に過ぎてしまったので、明日の朝、食べることにした。

ぜんざいは、一日おいて食べるのがおいしいとレシピにあったので、残念だが納得する。

息子は、「ちょっと甘いね」との感想。

そう言えば、妻が作ってくれたぜんざいに、「砂糖屋の門を走ってる」と言うと、笑いながら砂糖を追加してくれたのを思い出し、ちょっと目頭が熱くなった。