おせちづくり

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我が家のおせちづくりは、男二人でつくる。

今年は、栗きんとんと黒豆つくりを息子が担当し、ごまめは私が作った。かまぼこや昆布巻きは、出来合いを買うことにした。

レシピをインターネットから入手し、レシピ片手に作る。これが実に楽しい。

息子の作った栗きんとんは、艶といい、硬さといい、味といい、実に良い出来だと思う。レシピは見るがレシピのとおり作るわけではない。

その時その時で工夫する。調味料もみりんは使わない。お酒と砂糖で代替する。裏ごしもしない。だから繊維たっぷりの栗きんとんができる。

このときに役に立つのが、スイス製の調理器バーミックスである。柔らく煮たサツマイモの鍋に調味料を入れ、バーミックスでウィーンと撹拌するだけでできあがる。

バーミックスは、20年ほど昔、スイス出張時に購入してきたもので、今も現役で活躍している。

当時日本では販売されていなかった。妻から是非にと頼まれ、確かジュネーブのお店で見つけた。200V仕様だからトランスを使わなければならないが、ハイパワーだ。

20年近く使っているが、まったく故障がない。先端につけるカッターなどの部品も今の部品がそのまま使える。形状も大きく変わっているようには思えない。

だからいつまでも新しく、現役で使っていることに違和感はない。

このものづくりは、みごとである。

バーミックスを使うたびに、この感激を味わいながら料理している。

これもまた楽しみである。その上、ものづくりを経験してきたものにとって、後輩たちへ伝えたいものづくりの大切な要素の一つとなっている。

以上